更新をさぼってしまい、約1年ぶりの更新になってしまいました。
(元々更新頻度はすごく低いですけど。)
今回のお題はテレビショッピングで良く見かける『愛用者』。
「ホントは愛用してないけど、愛用している風な演技をしてる売れない役者さんとかでしょ?」
とか、
「予め用意した台本を愛用してない素人さんにしゃべってもらっている」
など、
適当なこと言う方もいらっしゃるのですが、
実は本当の愛用者であるケースがほとんどだったりします。
『愛用者』を起用するワケ
愛用者を使う目的は、
愛用者の立場から、その商品の良かったところや使って感じたことを本音でしゃべっていただくこと。
それら愛用者の感想を通じて商品自体の信頼度の向上や売上のアップにつなげることです。
そういう理由から、
一般の商品やサービスのCMにありがちな「キレイ」「オシャレ」「カッコいい」「センスある」など、見た目のインパクトではなく、
一番重要なのは、「(商品に対する)ユーザーのポジティブな本音」です。
『愛用者』のコメントが売上を左右する
通販愛用者のコメントは
インフォマやCMなどの出来(=商品が売れるかどうか)を左右する重要な要素のひとつです。
普通のCMなどとは「違った意味でのコメントの質」が求められる中で、
使ってもいない方に商品を使用した感想など話してもらうのはまずありえないですし、
信頼性の高いコメントを本心からしゃべっているように演技してもらうのは、例え台本があったとしても、役者さんでも難しいです。
ましてや素人さんに台本どおりにしゃべらせたりしたら、そのクオリティは御察しの通りです。
話はそれますが、
最近よく見る一般的なCMで、一般の人っぽい出演者のコメントを繋げているタイプのCMをよく見かけますね。
例えば、「某●●監修の缶コーヒー」のCM
モデル体型で小洒落た服装の男性A:「これって本当に缶コーヒーなの?」
見るからに意識高い系の女性B:「缶コーヒーって気付かなかった」
とか言ってるCM(いや、飲んだら缶コーヒーって分かるやん絶対!)
あれに出てる人達って、一般人じゃないのは誰が見ても分かりますし、
そのコメントも本当に本人の口からでたコメントではなく、その商品が持つ世界観の演出として言わされているのは分かります。
知名度のある商品やブランドのCMならあれでOKなのですが、通販のインフォマでアレをやると、途端に嘘っぽくなりますね。
『愛用者』は通販映像の最重要ポイント
話を戻します。
健康食品や化粧品など似たような成分を含んだ商品が多い昨今、やはり目に見えて違いを演出できて、結果も違ってくるのが、映像内の愛用者コメントになります。
通販CMやインフォマに愛用者を複数名出演させると更に分かるのですが、それぞれの愛用者、登場する順番などによってもコール数やコンバージョンなど、結果が大きく異なってきます。
愛用者を変えただけでコール数が劇的に増えた!というクライアントも沢山知っています。
では、企業や映像制作会社がどうやって愛用者を確保するのか?
この辺りの事情を次回お伝えしたいと思います。