最近ほんとにテレビ通販が多くなってきたのを実感します。
10年ちょっとくらい前までは「テレビ通販=知らない商品・企業」の組み合わせがほとんどでしたが、最近は知名度もある大手企業がテレビを使ったダイレクトビジネスを売上拡大に有効な手段として捉え、長年培ってきた技術力やブランドなどを武器に積極的に展開しています。
もしあなたが勤めている会社が『テレビ通販をやってみたい・・』と思った時に役立つメモのひとつとしてご活用いただければ幸いです。
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テレビ通販のメリット
短い期間で多くの顧客の獲得と高い売上の創出が期待できる
顧客数が多ければ多いほど売上が伸びるのはどの商売でも言えると思います。
その顧客を短期間で獲得できるというメリットは、他のメディアには無いテレビの最大の特長です。
・顧客獲得数が多い
・高額な商品の販売も可能
また、初期段階での顧客が多いほど、ビジネスが成功する確率は高くなるとも言えるでしょう。
商品・サービス・企業への認知が高くなる
クリエイティブや商材、ターゲットにより、TVによる認知力は異なってきますが
認知度を上げるには現在でもやはりテレビが一番かと思います。
また、新聞や雑誌などと違い広告素材は映像なので、視覚や聴覚に残りやすくなります。
テレビメディアに広告を打つことによる信用力の獲得(最近テレビの信用力は随分と低下してきていると感じますが・・・)ダイレクトビジネスにおいてこれはかなり重要な要素です。
・視聴者数が多いので、認知力が高い
・映像であるため、視覚や聴覚に残る
・テレビに出ることで信頼性を獲得
他メディアへの波及効果
特にWEBに言えることですが、テレビでCMやインフォマーシャルを流すと関連WEBサイトへのアクセス数は半端なくブーストかかります。(WEB広告で「CTRが~」とか「ターゲットが~」とか考えているのが嫌になります。)
なんだかんだで既存のメディアの組み合わせの中でテレビとWEBは一番相性がいいと実感します。
・メディアミックス効果の起点として一番効果が期待できるメディア
・他の媒体への売上向上効果だけでなく、実店舗での売り上げ拡大も
私自身が20年前位にWEBソリューションのみを仕事としてた時は「テレビなんて・・」という狭い視点でしたが、テレビもやるようになって、
「テレビってすごいなあ」と感じました。
また、近年のWEBソリューションやテクノロジー、AIの進化などを振り返ると
テレビ側からみても「WEBってすごいなあ」と思います。
そんな素直な感覚をテレビ関係者が持てないから、テレビがどんどん衰退していくのだと個人的には思います。
実施企業が少ない&獲得効率が高い
同じメディアを実施している競合が少ないということはそれだけで成功する可能性が高いです。
なかなか難しいですが、市場を作り出すこともできます。
・一人勝ちの状況を作れる可能性は高い
テレビはコストが高いため、他媒体より後に投入されることが多く比較は難しいのですが、間違いなく
・ダイレクトビジネスにおける純粋な獲得効率はテレビが一番良い
と言えます。
いろいろな形の通販をお手伝いしてきましたが、ネット通販などで初年度売上5億の商品(会社)を作り上げるのは難しいです。が、テレビ通販関連だとわりと簡単だったりします(ただし投資もすごいですけどね)
このあたりの考え方についてはまた別の機会にさらっとまとめたいと思います。