なぜテレビ通販番組が多いのか?

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通販番組は多くの局で放送されています。

今やTVを付けるとお目にかからない日は無いほどですよね。

地方局や独立局、BS/CSなどではCM、インフォマーシャルを含めて番組のスポンサーが全て通販会社だった・・・なんてこともあります。




「こんなに一日中通販番組ばっかりやって、TV局にメリットはあるの?」

rakutencardman1

「あるんです!」(某カードマン風※一応分からないように目線入れてます

TV局にとって商品そのものである番組は、必ず揃えなければいけないですよね?(さすがに昼間から砂嵐の放送局は無いです)

でも揃えるのはコストがかかります。

例えば、番組枠が1つ空いちゃったので、新しい番組を制作するとしましょう。

企画構成・・・まあこの辺りの段取り系は置いといて、

番組内にちょっとした有名人にご出演していただかなくても、

出演者、D/AD、カメラマン、照明、音声、編集、スタジオ、、、結構な人件費と設備・機材費がかかります。

30分番組を1本、それなりのコンテンツを作らないといけません。

お安く上げようとしても週一もしくは毎日しかも1クール続けないといけないわけですから大変なコストになりますよね。

そこで、お待たせしました。通販番組(通販会社)のご登場です。

通販会社側のメリットは

言うまでもないですよね。
・モノが知られる
・モノが売れる

局側のメリット

・上記の番組制作コストを彼ら(通販会社)が負担してくれます

・視聴に耐えうるそれなりのコンテンツで空いてる枠を勝手に埋めてくれます

・なんなら自社スタジオの利用費用、自社(子会社)の技術スタッフも使ってくれるかもしれません。別枠のスポンサーになってくれ、CMを流してくれるかもしれません。

昨今TV局(特に準キー局未満の地方局や独立U局)は厳しい経営状態にあり、通販番組は彼らの本意ではないにしても背に腹を変えられない部分もあるはずです。

最後に視聴者側のメリット

・ある人にはあるかも(適当)

通販系に多い、美容系(化粧品、ダイエット食品など)や健康食品など、構成がしっかりしてて、実際見ごたえのあるインフォマーシャルは結構見かけます。

普段日中働いている会社員は別にして、在宅していらっしゃる主婦や高齢の方は(買う買わないは別として)案外楽しんでみているのかもしれません。

「若くキレイでいたい」

「健康でありたい」

人間の根本的な願望なわけですから。

photo credit: ** RCB ** via photopin cc

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